日本家庭のトイレに欠かせなくなったウォシュレット。今や7割の家庭がウォシュレットを設置している分、水漏れによるトラブルも増えはじめています。主に老朽化による水漏れや清掃を怠ってしまったためのつまりのトラブルです。起こってしまったウォシュレットの水漏れやつまりを解消するにはどのように対処したら良いのでしょうか? 自力で直した方の体験談もまとめてみましたので、解決方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ウォシュレットに関係する水漏れ箇所には、次のような場所が考えられます。漏水場所ごとに対処法を紹介していきましょう。
知らないうちにトイレの床が水浸しになる理由の1つにとして考えられるのが、ナットやボルトなどのジョイント部分から水が漏れるケース。
この場合は、緩んだナットやボルトを締めてやるだけでOKです。どこの家にでもあるようなモンキーレンチなどを使えば、簡単に締めることができます。持っていない人は、この際、購入しておきましょう。何かと役立つことがあるはずです。100円ショップなどでも購入できるので、それほど値段は高くありません。
ナットやボルト自体が壊れてしまっていて、きちんと締まらない場合は、新しいものを準備しましょう。ホームセンターなどに行けば、購入できます。サイズなどを間違えないように、取り外したものをお店に持って行くのがおすすめです。
理由として考えられるのが、時間の経過によるもの。ウォシュレットは電化製品なので、少なからず、振動することがあります。それ以外でも、振動を受けるケースがあるため、ボルトやナットが緩んでしまうのです。
ウォシュレットを使用する際に便器から出てくるノズル部分から水が漏れることもあります。この場合は、パッキンかバルブユニットに問題があるケースがほとんどです。
まずはノズル本体を調べてみましょう。中にパッキンが入っています。そのパッキンを、新しいものと交換しましょう。ウォシュレットは、メーカーによってサイズや形状がことなるので、説明書をしっかりと読んでから合う部品と交換してください。
また、バルブユニットにある電磁弁の部分にゴミが噛んでしまっていることも考えられます。この場合は、内部を分解しなければなりません。メーカーに問い合わせて対応を考えた方が良いでしょう。保証期間内であれば無料で修理をしてもらえるので、期間内かどうかも忘れずチェックしておくべきです。
パッキンは消耗品なので、老朽化によって交換が必要になります。電磁弁にゴミが噛んでしまうケースは、ノズルが出てきた時に何かの拍子にゴミが噛んでしまったと考えられます。
給水ホースから漏水する場合は、ジョイント部分のケースと同様にパッキンが老朽化しているケースや給水ホースそのものが損傷していることが考えられます。この場合は、修理を行うよりも、新品の給水ホースを購入して付け替えるのが一番です。
どうしても修理したいという人は、給水ホースにある水抜栓をチェックしてみてください。水抜栓は、給水ホースの接続部分の近くにある場合が多く、この部分が劣化すると水漏れが発生してしまいます。部品は、製品ごとに決められているのでホームセンターなどでは購入するのが難しく、メーカーに問い合わせてから取り寄せるのが一番。型番などを伝えると、専用の水抜栓を送ってもらえます。
水抜栓に問題がない場合は、給水ホース本体に問題があるケースが考えられます。この場合は、ナットの緩みかパッキンの劣化によるものがほとんどです。モンキーレンチなどでナットを締めるか、パッキンを交換してみましょう。パッキンは他の部分のものと同じく、ホームセンターなどで買うことができます。
パッキンは消耗品なので、老朽化するのは仕方がないこと。水抜栓についても同様です。
ウォシュレット内部や操作パネルから水が漏れている場合は、ウォシュレット内部の異常が原因です。この場合は、専門業者かメーカーに相談するしかありません。素人が修理するのは無理だと言っても過言ではありません。
理由としては様々なことが考えられますが、操作パネルなどの電磁系の修理を自分で行おうとして、火災になったケースが過去にあります。決して、自分で修理しないようにしましょう。
ウォシュレットから水漏れしていたので分解してみることにしました。円筒状のプラスチック部品にひび割れがあり、電気系統も絡んでいるので自力で直すのは無理だと思い、業者に電話をして修理に来てもらいました。給水ホースの着脱位置を直すだとか、フィルターの清掃程度ならまだ対処できますが、「自分で直そうとして感電してしまった」という事故もあるようなので、あれこれ悩まず頼んで正解です。
給水ホースから水がポタポタ漏れていて気になっていました。今すぐ対処が必要なほどではなかったのですが、妻がうるさいので分岐金具のパッキンを交換してみようと思い、ホームセンターで購入して試してみました。案の定、分岐金具と止水栓の間にあるパッキンが傷んでいたようで、交換してみたらあっさり水漏れがストップ。作業はそれほど難しくなかったですし、妻も喜んでくれて良かったです。